TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 まだ言葉にできないほど、面白いものに・・・。

こんばんわ。

雨の土曜日となりました。

ひさしぶりに書く日記です。

最近、夜中にツイッターで器について思うことを言葉にしています。
その言葉を読んでくださっている方がいることに
とても嬉しく思っています。

「さいきん、日記書いていないから 忙しいんだろうなと思っていました」と声をかけられ、
ある人気の本屋さんの店長が「ツイッターを始めたのだから、日記はもっと力をいれよう」と言ったという話を聞き、
「なるほど、そうだなぁ」と思っているところです。

きのうより始まった 矢尾板克則ノート・ブック展では、新潟県長岡市から 矢尾板さんが来てくれました。

ブック・ピック・オーケスラが丁寧に選んでくれた本と、矢尾板さんの「ノート・ブック」。

同じ場所から生まれてきたかのような錯覚を覚えるほど、響きあっています。

それこそ、音と音の響きあうように。NEARの空間に溶け込んでいます。

oanriNEARのスタッフ日記に くわしく店内を写真で紹介しています。

そして、夜には カフェ・ユニバイブでの「高田漣鎌倉ライブ」が行われました。

豊かな音楽と一言でいいますが、きのうの漣さんと中島ノブユキさんのセッションはまさにその通りで、

近隣や、東京、千葉などから駆けつけてくれた皆さんと、存分に漣さんの音楽に浸りました。

漣さんの演奏を聴いていると、

音楽へ対する深い愛情や信頼のようなものから生まれてくる音楽っていいなぁ・・

と思います。

そういうことは、ちゃんと伝わるんですよね。

訪れた皆さんの満足そうな顔が忘れられません。

写真はリハーサル時。


そのあと、中島さんとともに、ノート・ブック展へ来てくださった漣さん。


矢尾板さんの制作の話に熱心に耳をかたむけるお二人が印象的でした。

歩いて30秒ほどの距離のなかで、こうして、音楽が生まれ、
展覧会もまた人に伝えられることとして何が必要なのか・・を
考えられるのは大変有難いことだなぁと思います。


展覧会は目に見えるものが重要と、視覚的なものと考えられている方が多いと思いますが、

わたしにとって、展覧会とは、どこまでも集中してイメージを高めていく作業もさりながら、

一瞬一瞬に感じた「こうしたい」という思いが出発点として動いたほうが はるかに面白いことになるようです。

今回の「ノート・ブック展」がよい例で、

本と陶という組み合わせが、まだ言葉にうまくできないけれど、とても面白い展覧会となりました。

まだ言葉にできないものは、きっといずれ言葉にできることでしょう。

ぜひお出かけになり、ご覧ください。

ブック・ピック・オーケストラのサイトもぜひご覧ください。

 http://www.bookpickorchestra.com/

「矢尾板克則 ノート・ブック展」は10月20日まで onariNEARで行っています。

くわしくは、うつわ祥見のホームページをご覧ください。