新しい案内のこと 松林誠展とそば猪口、小皿展
こんばんわ。
今日の鎌倉は、きのうのぽかぽか陽気のお天気から一転、真冬の寒さとなりました。
皆さま お変わりありませんか。
今日で2月も終わりなのですね。
日付が変わると、3月がやってきます。
色々と、新しいご案内が届いていらっしゃると思います。
「またまた、忙しそうですね」と、お目にかかる方に声をかけていただきます。
忙しいのはその通りで、おそらく、今月はお休みという休みがないのです。
もしかしたら、この数ヶ月かもしれませんけれど。
というのも、打ち合わせというものが、本当に多いので。
出張で旅をしていても、何かしら、お約束をして、本当に一人になる時間がないのです。
でも、好きな仕事を進めているのですから、お会いする方も、本当に好きな方ばかり。
毎日こんなに笑って大いにしゃべって、好きな器の話をし、くすぐりあい、励ましあい、高めあい。
毎日が嘘のように、早く過ぎていくのですが、
毎日が心を許した友達との同窓会の続きに出席しているようで、楽しくて仕方ないのです、
幸せなことだと思います。
そんな、大好きな方を、実は高知から鎌倉へお招きすることになりました。
高知在住の版画家 松林誠さんです。
松林さんは、高知のセブンディズホテルプラスのアートワークのお仕事で、初めて仕事ぶりを知りました。いっぺんで好きになりました。
自由でおおらかで、くったくなくて、力強くて、素晴らしい画を画かれます。
「樹と言葉展」で、松浦弥太郎さんの強いリクエストで、弥太郎さんの書き下ろしのものがたりの展示に、版画と、小屋の制作で参加してくださいました。
そこから、初めて、誠さんにお会いしたのですが、いっぺんで、誠さんご自身の人間のあたたかさ、純粋なお人柄に、惚れ込みました。(わたしは、誠さんという名前の方に弱いのでしょうか?)
「樹と言葉展」で高知を訪れるたびに、松林誠さんご夫婦と一緒にご飯を食べて、それは楽しい時間を過ごしてきました。
「樹と言葉展」は2月13日で会期を終了したけれど、いま、わたしは、そこで出会った皆さんと、ずっと旅を続けているような気がしています。
松林誠さんの作品展「松林誠展 ぺんぺん草、鎌倉」をonariNEARで開きます。
ぜひ皆さん、お出かけになり、ご覧ください。
誠さんの版画を見ていると、自然体であることの素晴らしさや、人のあたたかさ、自由さに、「アート」というものは、小難しいものではなく、なんておおらかで、気持のよいものだろう・・と感じるのです。
それは、あらゆる余計なものに、閉じ込められて、とらわれていた精神がほくざれていく感覚・・・つまりは、それこそが本物のアートなんだと感じさせてくれるのです。
結局、そういう自由な風が吹いている作品こそが、「アート」なのでしょう。
そして、また、松林誠さんの書く字が素晴らしいのです。
特別に今回は、誠さんに「ごあいさつ」文を 手書きに書いていただきました。
素晴らしいでしょう・・・
作品の多くを知りたい方は誠さんのホームページをご覧ください。
http://makotoprint.com/index.html
そうそう、会期終了間近の3月20日には、松林誠さんが鎌倉にいらっしゃいます。
高知の牧野植物園でも好評だった「ワークショップ」を鎌倉でも行います。
名づけて「写生会、鎌倉で描く」です。
誠さんと一緒に、スケッチブックを持って、一日、旅をする気持で画を描いてみませんか。
きっと心に残る、特別な一日となると思います。
ぜひご参加をお待ちしています。
お申し込みについては、お電話 0467-81-3504 もしくは、メール oanrinear@utsuwa-shoken.comまで。
日付が変わって3月には、東京で二つの展覧会がいよいよ始まります。
まずは、3月1日から、馬喰町ART+EAT で「はじめましての器 そば猪口と小皿展」です。
初めてお付き合いをする作り手の方も含む18名の器が一同に集います。
先日搬入を終えて、会場を見回したとき、
「ずらりと並んだ器たち」に、正直、ほれぼれしました。
互いが互いを引き立てあい、それぞれが、また「すっと」立っている。存在の掛け合いというのかしら、それが本当に見事なのです。
ぜひ、この感覚を、皆さんにも早いうちにご覧いただきたいと思います。
また、色々ご報告しますね。
はじめましての器 そば猪口と小皿展
会期 2011年3月1日(火) 〜 4月2日(土) 日月祝休
出展作家
石田誠 尾形アツシ 浅井純介 小野哲平 小山乃文彦 須藤拓也 須田二郎
寒川義雄 竹花正弘 田谷直子 鶴見宗次 広川絵麻 深田容子 村田森 横山拓也
吉岡萬理 吉田直嗣 矢尾板克則
会場 馬喰町ART+EAT
〒101-0031東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル202
TEL/FAX:03-6413-8049
どうぞお出かけください。